吹き替えとは

- 映像制作お役立ちコラム

字幕・吹き替え

吹き替えとは

吹き替えとは

最終更新日:2026年4月30日

吹き替えとは

「吹き替え」とは、映像に収録されている音声を別の言語・別の声優の音声に差し替える映像制作技術のことです。テレビで放映される洋画の日本語版がわかりやすい例ですが、企業向け動画の世界でも「英語の製品紹介動画を日本語に」「日本語のPR映像を英語に」といったニーズで広く使われています。

「吹き替え」と混同されやすい言葉に「字幕」がありますが、字幕はテキストを画面に重ねて表示するのに対し、吹き替えは音声そのものを入れ替える点が根本的な違いです。


字幕と吹き替え、どちらを選ぶべきか

比較軸字幕吹き替え
視聴体験読む負担がある映像に集中できる
制作コスト低め高め(声優・録音が必要)
映像への影響画面下部にテキスト表示映像はそのまま
専門用語が多い映像テキスト補足が容易音声だけでは伝わりにくい場合も
展示会・ブース上映音を出せない環境でも有効音声演出で訴求力が上がる

展示会や海外プロモーション用途には吹き替え、研修動画や社内マニュアルには字幕が選ばれるケースが多い傾向があります。予算と視聴環境によって最適解は変わるため、制作前の要件整理が重要です。


英語吹き替えが必要になる主なシーン

海外展示会・国際見本市への出展

日本語で制作した製品紹介動画を、英語圏の来場者向けに英語吹き替えで上映するニーズです。会話できるスタッフが限られるブースでは、動画が自動で商品説明を行う重要なツールになります。

グローバルEC・海外向けサービスページへの掲載

製品のプロモーション映像を英語化し、海外向けランディングページや越境ECサイトに掲載するケースです。テロップの動きやアニメーションを原版から引き継ぎ、音声と字幕だけを差し替えることで制作コストを抑えられます。

弊社が手がけた UVEX SPORTS JAPANのヘルメット紹介動画 では、英語版のテロップの動きや効果をすべてトレースしながら日本語版に変換するローカライズ作業を行いました。吹き替えと字幕編集を組み合わせた対応がこうした案件の標準となっています。

工場紹介・会社案内動画の英語化

海外の取引先やパートナー企業向けに、日本語で制作した工場紹介動画を英語化するニーズも増えています。弊社では製造業のクライアントから「既存の素材をそのまま活かしながら英語版を作りたい」という依頼を受け、ナレーションの差し替えとテロップの英語化を組み合わせた 英語版工場紹介動画 を制作した実績があります。


吹き替え制作の流れ

1. 翻訳・台本作成

原語の映像を書き起こし、翻訳した上で口の動きに合わせた台詞の調整を行います。翻訳の精度と発話タイミングの自然さの両立がこの工程の核心です。専門用語が多い映像(医療・法律・技術系など)では、この工程に最も時間がかかります。

2. キャスティング

用途・ターゲットに合った声質の声優やナレーターを選定します。企業向け動画では「明るく親しみやすい女性声優」「落ち着いた低音の男性ナレーター」などの要望が多い傾向です。

3. 録音

防音スタジオで台本に沿って収録します。映像を確認しながら何度もテイクを重ねることも多く、特に口の動きへの合わせ込みが必要な吹き替えでは、演技経験のある声優の起用が仕上がりに直結します。

4. 音声調整・ミキシング

BGMや効果音とのバランスを整え、ノイズ除去・音量統一を行います。収録状態によっては大幅な調整が必要になるため、この工程の精度が完成品の品質を左右します。

5. 最終確認・納品

映像と音声を組み合わせた状態でクライアント確認を行い、修正対応後に納品します。


吹き替えの注意点

自然な言葉に訳す

直訳では不自然な日本語になりやすいため、映像の文脈や視聴者層に合わせて意訳することが重要です。

唇の動きとできるだけ合わせる

特に人物のアップが多い映像では、口の動きと音声のズレが視聴者に違和感を与えます。台詞の長さや発話タイミングを調整する「リップシンク」の精度が吹き替えクオリティの要です。

専門用語には字幕を併用する

医療機器の操作説明や技術解説動画など、専門用語が多い映像では、吹き替え音声に加えて画面上に字幕テキストを表示する組み合わせが効果的です。音声で流れながら字幕でも確認できるため、理解度が高まります。


字幕との組み合わせという選択肢

字幕と吹き替えを組み合わせたアプローチも多く採用されています。「音声は日本語ナレーションのまま英語字幕を追加する」方法は、製品紹介動画を国内外のどちらでも使えるようにする低コストな選択肢です。

弊社のITコンサルタント会社向け研修動画制作では、「多言語字幕を容易に付けられる編集済み素材」の提供を前提とした編集作業を行い、後工程での字幕追加に対応できる形で納品した実績があります。


費用感の目安

吹き替え制作の費用は映像の尺・言語数・声優キャスティングの規模によって変わります。

規模費用感の目安主な内容
小規模(3分以内・1言語)10万円〜20万円ナレーション差し替え+テロップ編集
中規模(5〜10分・1〜2言語)30万円〜60万円翻訳・キャスティング・録音・ミキシング
大規模(複数言語・複数人物)100万円〜フルローカライズ・複数声優・スタジオ収録

費用の大半は翻訳・録音・声優費が占めます。既存の映像素材を活用すれば撮影コストを抑えられます。詳しくは動画制作の費用・料金をご覧ください。


まとめ

  • 吹き替えとは、映像の音声を別言語・別声優の音声に差し替える映像制作技術
  • 字幕との使い分けは「視聴環境」「予算」「専門用語の多さ」で判断する
  • 英語吹き替えは海外展示会・グローバルEC・海外向けPR動画で需要が高い
  • 制作は「翻訳→キャスティング→録音→ミキシング→最終確認」の流れで進む
  • 字幕との組み合わせで費用を抑えつつ多言語対応も可能

吹き替え・字幕編集・ローカライズのご相談は、お気軽にお問い合わせください。

執筆者

japanlaim editorial

ジャパンライム株式会社編集室 映像制作に関するお役立ち情報を発信していきます。

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